９日土曜日に行った試食会のレポートです。
結局混沌の夕食会に集まったのは木全和茂、沢辺真一、がちょー氏、かにゃ氏の４人だけ。他の奴は怖じ気づいたのか実に集まりが悪い。（ただ単に急な計画に予定が合わなかったようだが）
９時過ぎには沢辺邸に４人とも集まっていたが、なかなか出発しようとしない。目の前に迫った惨事を避けるようにだべりモードに入り見事に現実逃避を始めている。
結局１１時近くになってやっと重い腰を上げ、初めの予定の平和公園ではなく近くの緑地に向かうことにする。しかしそこはなんともおもむきがある結構な場所で、明かりもプールの入り口にしか無くこの場所での開催を結局断念をする。結局沢辺氏が車を出し、まず守山区の森林公園に向かう。途中クーラーボックスに入れたブツが段差にともなって中ではねたりする。そのたびに車内全員が引きつった笑いを浮かべる。着いてみると駐車場は進入禁止の看板が・・・。う〜ん、最近名古屋の公園の駐車場は夜間には入れなくなってきているなぁ。
それではと今度は近くの小幡緑地へ向かう。そして明かりのある場所にアレ飲食用一式と言われる赤ワイン、ポテト、トマトを広げ狂気の宴を始めることにする。
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なにか食べられる物は無いかとがさがさと中をまさぐっていると出てきたのはニシンの卵「かずのこ」。これは大丈夫だろうと食してみる。実にしょっぱい、でも数の子の味がしない。 |
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帰り支度を始めると自分の手が臭いのに気づく。缶を開ける時に汁が手に付いてしまったようだ。がちょー氏は赤ワインでにほいを消すという荒技を編み出していた。私も試してみるとにほいが消えている。
その後銭湯へ行って本格的に臭いを落とすことにする。ごしごし、完璧に取れたようだ。
まあ後は、半分酔っぱらっていた私とがちょー氏は露天風呂で外に向かって粗末な物を振り回していたりもしたが。しかし、狂気はこれで終わらなかった。その後数時間げっぷをするたびに自分の息で吐き気をもよおすのだ。
一番がちょー氏が自爆していた模様だ。
写真：沢辺真一 かにゃ
そしてついにがちょー氏が第一刀を入刀する。しかし、私が再三注意したにもかかわらず、がちょー氏は１ｍ以上上がった噴出物をまともに被ってしまい頭に、眼鏡にと悲惨な状況となる。そして辺りにはなんとも言えない（まじで）にほいが漂い始める。
第一刀を入れたもののあまりの臭さにひるんだがちょー氏に変わり私が最後まで開けることになる。興味津々、胸を膨らませて缶のふたを開けると中には期待したようなニシンの身はなく、どろどろに熔けた何かしかしか待っていなかった。
中にあるものは溶解しそこねた骨ばかり。それを早速かにゃ氏が口に入れていた。そして見事にけろけろしていた。私もちょっとかじってみたものの、すぐに吐き出してしまった。
結局２、３切れ数の子らしき物を食しただけで、アレを放り出す。そして先ほどまでの事は無かったようにポテトやチーズをさかなに赤ワインをたしなむ。時々風向きが変わってにほいが漂ってくるのがシュールストレミングの醍醐味。（略してシュールな醍醐味）
一息ついたところでもう一つあったアレを開ける事にする。今回は初めの物の経験を生かし完全防備で挑む。